春はあけぼの
'13 text + 1 none text' paragraphs, 14 words, 343 characters(incl. spaces) - About 1 page
Created 102 days ago, Updated 102 days ago
-
春はあけぼの。
-
やうやうしろくなりゆく 山ぎは、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
-
夏は夜。
-
月のころはさらなり、やみもなほ。
-
蛍の多く飛びちがひたる、また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光て行くも をかし。
-
雨など降るも をかし。
-
秋は夕暮れ。
-
夕日のさして山の端いと近こうなりたるに、からすの寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。
-
まいて、がんなどの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。
-
日入り果てて、風の音、虫の音など、また言ふべきにあらず。
-
冬はつとめて。
-
雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。
-
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も白き灰がちになりてわろし。
0 Comments